[愛称決定]日本の林業、森を守る“間伐材”マークの愛称募集

日本の国土の約7割を占めるという森林。その保全には、木を植えて増やすだけでなく、すでに植えられている木を適切に間引く必要があり、それが「間伐」と呼ばれる作業です。

この間伐や間伐材利用の重要性をPRするために生まれた間伐材マークの愛称公募が、全国森林組合連合会のホームページで始まりました。締め切りは、2019年2月15日です。

間伐材マーク「かんばりん」

間伐材マークは、間伐材を用いた製品に表示され、その適切な使用を通じて、間伐推進の普及啓発および間伐材の利用促進と、わたしたち利用者の製品選択に役立てるもの。

例えば、間伐材を原料とした紙コップや、割りばしの袋などにプリントされています。

<募集概要>
応募内容
・間伐材マークの愛称
応募資格
・どなたでも応募可能(一人3点まで)
応募期間
・2019年2月15日(金)まで
応募方法
・所定の様式に必要事項をご記入の上、メールまたはFAXにて下記応募先に応募のこと。
・様式については間伐材マーク事務局ホームページに掲載。
▼間伐材マーク事務局HP 愛称募集ページ
 http://www.zenmori.org/kanbatsu/mark/naming/
選考方法
・応募締め切り後、選考委員会にて選考を行い、後日発表。
・採用された愛称の応募が複数あった場合は、抽選で1名を選考。
賞品
・採用者には間伐材を使った素敵な賞品をプレゼント
(採用された愛称の応募が複数あった場合は、抽選で1名。)
・応募者の中から、抽選で間伐材製品をプレゼント
愛称の告知について
・2019年4月頃に間伐材マーク事務局HPにて発表。なお、HPでは間伐材マークの愛称、採用者の氏名、住所(都道府県)、年齢、性別を公開。
その他
・注意事項等については間伐材マークHP掲載の募集要項を確認を。

愛称決定! 新愛称は「かんばりん」

※2019年5月22日発表。6月4日追記。

応募者数369人、応募件数825点(1人最大3点まで)の中から選ばれた新愛称は、「かんばりん」。

間伐材の「かんば」+グリーンの「りん」で、さわやかで愛らしいイメージに。「りん」は林、輪も意味し、間伐による森林の循環利用も表しているそう。

このマークがついた製品は、日本の森を健全に育てるために行う「間伐」によって伐採された木〔=間伐材〕が使われています。

[書籍紹介]林業といえば、小説『神去なあなあ日常』(三浦しをん)

三浦しをんさんによる小説『神去なあなあ日常』(2012年)。林業の“100年サイクルのモノづくり”という考え方に感銘を受けました。自分たちがいま行っている生産活動の成果を受け取るのは次世代。自分たちがいま受け取っているのは先代たちの仕事…という雄大な世界。そしてなにより、三浦しをんさんの楽しい筆が、私たちを素敵な林業の世界へ連れて行ってくれます。

ちなみに、本作は、矢口史靖監督により『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常』(2014年)として、染谷将太さん主演、長澤まさみさん、伊藤英明さん、優香さん、西田尚美さん出演で映画化もされました。映画の方は、どちらかというと青年の成長に焦点を当てたよりポップな青春ストーリーという印象に。伊藤英明さんが、身体能力抜群の森の男を好演されていました(笑)

WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ Blu-rayスタンダード・エディション
(Amazonへリンクします)

<参照>
木を切り、森を守る?間伐材マークの愛称募集!!|全国森林組合連合会のプレスリリース
間伐材マーク愛称募集キャンペーン|全国森林組合連合会 間伐材マーク事務局 
森林再生への挑戦:「自伐型林業」という新しい風 | nippon.com
間伐材マークの愛称決定!!新愛称は「○○○○○」。|全国森林組合連合会のプレスリリース




japonism 編集人
大手ISP、東京・銀座の着物小売り店など勤務の後、独立。美容誌Webサイトディレクターをはじめ、CGM、企業オウンドメディア等、各種Webメディアの企画・編集に従事。着物好きが高じて着物の着付師修行も、手先不器用のため断念。それでも、大好きな日本の文化・いいモノ・コト・ヒトを伝えたいと、日本のいいね!が見つかるメディア『japonism』を、2018年6月たちあげ。日本のアップデートに、微力ながら貢献できればうれしい。

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