大嘗宮一般参観に行ってきました! 皇居東御苑にて12月8日まで
天皇陛下の即位に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の祭場となった大嘗宮(だいじょうきゅう)の一般公開が、2019年11月21日にスタート。公開初日に、張り切って早起きして参観に行ってきました!
大嘗宮一般参観は、2019年11月14日、15日に、大嘗祭の一環である「大嘗宮の儀」が行われた大嘗宮が、一般に公開されるものです。皇居東御苑にて、2019年12月8日の18日間、午前9時から午後4時(入場は午後3時まで)まで一般公開され、その後取り壊されます。
大嘗祭とは
大嘗祭は、稲作農業を中心とした我が国の社会に古くから伝承されてきた収穫儀礼に根ざしたものであり、天皇が即位の後、初めて、大嘗宮において、新穀を皇祖及び天神地祇に対し、安寧と五穀豊穣などを感謝されるとともに、国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを祈念される儀式です。
大嘗祭について – 宮内庁
大嘗宮は、皇居東御苑の江戸城本丸御殿跡の広場に一夜城のごとく出現します。一夜城と言っても、その造営が着手されたのは2019年7月26日。清水建設が請け負い、全国の名だたる宮大工の棟梁を訪ね、北陸、関東、東北地方から腕利きの宮大工を確保。工事が最盛期を迎える8月下旬からは、日々、約120名もの宮大工が現場でその腕を競ったとか。
唯一の入り口となる、坂下門へ
大嘗宮への入り口は、皇居外苑の坂下門のみです。砂利敷きの広場を、筋トレのごとくじゃりじゃり進みます。禊のようです。この日は、公開初日の午前8時50分頃着。報道によると開門と同時に1400人とありましたが、覚悟していたほどの混雑ではありませんでした。
大嘗宮が、出現!
入門したら、順路に沿って、本丸御殿跡を目指します。道端で、「『大嘗宮一般参観』,「令和元年秋季皇居乾通一般公開』参観経路」というチラシを配っていたので、即ゲット。裏面には、大嘗宮の説明も書かれています。
坂下門から大嘗宮までは約900mの距離。てくてく歩いていくと、見えてきましたー!
警官や宮内庁職員が、整理誘導をしています。人の流れに乗って、近づいていきます。
大嘗宮のまわりの順路の外のエリアは、自由にぐるぐると行ったり来たりできました。気が済んだら、大手門、平川門又は北桔橋門のいずれか自分の都合によい門から退出します。私は、途中、白鳥濠のうつくしい石垣や、二の丸雑木林を愛でながら、大手門へ。
何もない原っぱだったのに…
敷地は、もともとは、このような原っぱだったんです。江戸城の大奥などの本丸御殿が建っていたエリアですが江戸時代に何度も焼失しては再建されたといわれていますが、今となっては跡形もなくのどかな芝生の広場に。
取り壊された後は、また芝生を植えなおすのでしょうか。何もない原っぱでのんびりするのもまた格別です。大嘗宮一般参観が終わった後でも、江戸城跡は見所いっぱいです。ぜひ、一度訪れてみては。
江戸城跡について詳しくはコチラ!
「#21 江戸城」行ってきました! – 日本100名城スタンプラリー | japonism
大嘗宮一般参観期間中の2019年11月30日からは、令和元年秋季皇居乾通り一般公開もスタート。乾通りの途中にある西桔橋から、大嘗宮一般参観経路へ合流することができるようになるようです。なお、乾門から退出してしまうと、大嘗宮を参観することはできないとのこと。坂下門からやりなおしになってしまいますのでご注意を。
お出かけの際は、詳細を宮内庁公式サイトをご確認ください。坂下門前での待ち時間も分かります。
- 大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開について – 宮内庁 https://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r01aki.html
<概要>
大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開
実施時期
・大嘗宮一般参観:2019年11月21日(木)から12月8日(日)の18日間
・皇居乾通り一般公開:2019年11月30日(土)から12月8日(日)の9日間
実施時間
・大嘗宮一般参観:午前9時から午後4時(入場は午後3時まで)
・皇居乾通り一般公開:午前9時から午後3時30分(入場は午後3時まで)
入出門
・大嘗宮一般参観:坂下門から参入し、皇居東御苑の大手門、平川門又は北桔橋門から退出。
・皇居乾通り一般公開:坂下門から参入し、乾門から退出、又は乾通りの途中にある西桔橋から皇居東御苑に至り大手門、平川門若しくは北桔橋門から退出。
※いずれも、退出門は任意
<参考>
大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開について – 宮内庁
世界が注目する大嘗宮(だいじょうきゅう)の造営に着手 | 企業情報 | 清水建設
大嘗宮の一般公開始まる 開門と同時に1400人:朝日新聞デジタル
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