陶土も資源だ。美濃焼のリサイクル食器「Re-食器」

食卓を彩る陶磁器は、「陶土」から作られています。陶土とは、掘りつくしてしまえば無くなる“枯渇性天然資源”。いま、その枯渇が危ぶまれていると言われます。

この貴重な天然資源を守ろうと、岐阜県・美濃焼の産地、東美濃の生産者たちが長年の試行錯誤の末に生み出したのが『Re-食器』です。

一万年経っても土に還らないと言われる陶磁器を、粉砕してリサイクル土として再利用。天然の陶土に混ぜて利用することで、天然資源(陶土)の消費を抑えるだけでなく、これまでなら不燃ゴミになってしまっていた欠けたり割れたりした陶磁器の再利用を可能にしました。

いまでは、美濃焼産地の様々な作り手たちによる、個性豊かな『Re-食器』がラインナップ。器好きならぜひ手に取ってほしい、サステナブルな器たちです。

小田陶器 emerge(エマージュ)

私が選んだのは、小田陶器のemerge(エマージュ)シリーズの猪口カップ。そば猪口としてはもちろん、お湯のみ、デザートカップなどなど、便利に活用しています。

Re-食器 小田陶器 emerge エマージュ

写真左から、emerge チェック、フォレスト(美濃焼/日本製)各1,320円(税込) ※購入当初の価格です

同シリーズには、蓋になる小皿もあり、あわせて購入。いまでは蓋としてよりも、薬味入れや、調理中の味見用小皿として、とても重宝しています。

emerge 蓋(美濃焼/日本製)各770円(税込) ※購入当初の価格です

<ショップ情報>
美濃焼卸問屋 イチヤマヘイ陶器(楽天市場店)
https://a.r10.to/hUb6Pu

『Re-食器』ラインナップ

小田陶器では、『emerge エマージュ』のほか3種、計4種のRe-食器をラインナップ。公式サイトでチェックできます。

  • MINORe
  • emerge
  • TOH Re50

小田陶器では、再生食器のOEM等の提案も行っています。2023年6月14日(水)- 16日(金)の3日間、
東京ビックサイトにて開催の「interiorlifestyle」に出展予定。※公式インスタグラムにて告知中

このほか、Re-食器 ブランドサイトでは、小田陶器以外の生産者情報を掲載中。ぜひチェックを。

<詳細情報>
『Re-食器』ブランドサイト http://gl21.org/promotion.html




japonism 編集人
大手ISP、東京・銀座の着物小売り店など勤務の後、独立。美容誌Webサイトディレクターをはじめ、CGM、企業オウンドメディア等、各種Webメディアの企画・編集に従事。着物好きが高じて着物の着付師修行も、手先不器用のため断念。それでも、大好きな日本の文化・いいモノ・コト・ヒトを伝えたいと、日本のいいね!が見つかるメディア『japonism』を、2018年6月たちあげ。日本のアップデートに、微力ながら貢献できればうれしい。

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