マンガの主人公になれるホテル「タビノス」浜松町にオープン

箱根小涌園やホテル椿山荘東京などを運営する藤田観光(東京都文京区)の新たなホテルブランド「HOTEL TAVINOS(タビノス)」の第一号店が、東京・浜松町に2019年8月1日、開業します。

宿泊場所は手軽な価格で、その土地ならではの体験を楽しみたいという体験型の旅を楽しむ旅行者向けに、旅の“ハブスポット”を目指したホテルで、2020年5月には浅草にも開業予定です。

とてもユニークなコンセプトの当ホテル。開業に先駆け行われた内覧会に、お邪魔しました。

再開発が進む浜松町、竹芝ふ頭のすぐそば

ホテル内には、ゲスト同士がコミュニケーションスペースとして自由に利用できるラウンジや、セルフチェックインにセルフクローク、ホテル周辺を中心にホテルスタッフが足で稼いだ近隣スポット情報を検索できる大画面サイネージのAIコンシェルジュ「TAVINOSHIORI(タビノシオリ)」(日本語、英語、中国語 簡体字・繁体字対応)など、アクティブな旅をサポートしてくれる工夫が随所に。

ホテルの主要ターゲットは訪日外国人としていて、なによりもユニークで楽しいのは、日本文化を代表する漫画をテーマに“旅でつくられるストーリーの楽しみとマンガの『ページをめくる』ワクワク感を、ホテル空間丸ごと使って表現”したというホテルの内装です。

ラウンジ。チェアの背もたれには、効果線が。右手の大画面がAIコンシェルジュ「タビノシオリ」

マンガには特定のキャラクターは登場せず、ゲスト自身が主人公となって空間を楽しむしかけで、浜松町では下町のレトロ感を再解釈し、架空の商店街と旅の風景を切り取りマンガの持つ没入感を演出したという。

アートデザインは、おもしろ楽しい食器「マンガ皿」で知られるプロダクトデザイナーの津田井 美香(つたいみか)氏。

ホテルに泊まって「マンガの中の旅も楽しんでもらいたい」と、ロビーには、架空の商店街の入り口から始まる街中を歩き回るような旅のシーン。3~13階の客室、廊下には、チェックインしてから宿泊するまでのストーリが展開します。客室には、宿泊の翌朝の朝ごはんのシーンとして淹れたてのコーヒーと、焼きたてトースト、卵焼きの3種類のグラフィック。

ロビー(オフィシャル画像)
客室フロアの廊下。ホテル到着から客室へのプロセスをマンガで表現
卵焼きの部屋
ブラインドを開ければ、海が見えるお部屋も

マンガの中に自分が入って、キャラクターのひとりとなって活躍したいって、きっと誰でも一度は夢見たことがあるはず! そんな夢が叶っちゃうホテルの登場です。

つたいみか「マンガ皿」

<施設概要>
HOTEL TAVINOS 浜松町
住所:東京都港区海岸一丁目13番3号
客室数:188室
価格帯:8,000~10,000円程度/部屋(シーズン等により変動)




japonism 編集人
大手ISP、東京・銀座の着物小売り店など勤務の後、独立。美容誌Webサイトディレクターをはじめ、CGM、企業オウンドメディア等、各種Webメディアの企画・編集に従事。着物好きが高じて着物の着付師修行も、手先不器用のため断念。それでも、大好きな日本の文化・いいモノ・コト・ヒトを伝えたいと、日本のいいね!が見つかるメディア『japonism』を、2018年6月たちあげ。日本のアップデートに、微力ながら貢献できればうれしい。

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