[タネコラム]「日本のいいね!」って、何だ。

※「タネコラム」では、ネタにもなってないモヤモヤした考察など「タネ(仮称)」について書いていきます。

当サイト『japonism(ジャポニズム)』は、”日本のいいね!が、見つかるメディア”と標榜している。

japonismとは ? このサイトについて」のページでは、次のように説明している。

「いいね!」って、なに?

見てほしい・知ってほしい・体験してほしい、モノ・コト・ヒトのことです。わたしたち、ジャポニズム編集部が、日本の大好きなモノ、お気に入りのコト、素敵なヒトをご紹介します。

japonismとは ? このサイトについて

「いいね」という言葉は、SNSの「Like」機能に由来する。いずれ、ぴんと来なくなる時が来るんだろうと思う。その時は、言い方を変えようと思っている。

モネやゴッホが生きた時代、19世紀後半にヨーロッパで流行した日本趣味のことを、Japonism(ジャポニスム)と呼ぶ。印象派と呼ばれる、新しい表現の創造に挑んでいた最先端のクリエイターたちが、彼らの目でみた日本カルチャーを「いいね」と思ってくれたのだ。

当サイトは、このムーブメントにあやかって名付けたものだ。当たり前と思っているようなコト、消費しつくしてしまって飽きられてしまったけどとても素敵なモノ、そんな、なかにいると気づかないような価値を、いいものはいいと見失わずに再発見していきたいと思っている。

さらに、時代や価値感が移ろうなかで、ただそこにじっとしているのではなく、アップデートしたり再解釈して、もっと”良いもの”を創造したいし、そういうモノ・コト・ヒトと出会いたい。

日本は、戦後の高度成長から大量生産・大量消費の時代、グローバル化を経て、ロハス、エコからのスローライフ、ミニマリスト、“社会から降りて消費されない生き方”の提案と実践、そして一国主義、地域主義、個人の時代へ……ほんとうの豊かさとは何なのかという問いがしきりになされる今、ほんとうの豊かさの正解が何なのかはわからないし、きっとそれは人それぞれ正解があるんだろうと思うんだけれど、とにかくみんなが「なんだかいい感じ」であればいいなと思う(すごくざっくりとしている!)

生活は便利になって、都市の暮らしは快適になった。お金さえ出せば、物質的には何でも手に入る。物質的なモノだけじゃなくて、モノに代えられない経験もクレジットカードで買えますとあおられてさえいる。

作物を作ったり、魚を獲ったり、家畜を飼ったり、家を建てたり、着るための布を織ったり。生きるために必要な様々な労働を分業化して、生きることに身体性が失われていった結果、わたしたちはなんだか「いい感じ」じゃなくなっているんじゃないだろうか。

大好きな宮崎駿監督の作品『天空の城ラピュタ』に、こんな台詞がある。

今は、ラピュタがなぜ滅びたのかあたしよく分かる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。”土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう”。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ

最先端の科学を誇った天空の城ラピュタが滅びた理由が分かるとシータが語る、あまりにも有名なシーンだ。「地に足をつけて行こう」ということだと受け止めている。

数字的な成長に振り回されるのではなく、地に足をつけて、大切にしてきたモノ・コトを受け継ぎながら、新しいモノ・コトを生み出していく。古きを温め、新しきを知る。みんなのまいにちが「なんだかいい感じ」になるように。

わたしたち『japonism』が追及する「日本のいいね!」って、そんな感じなのだ。

ちなみに、福井県鯖江を拠点とする、日本的モダンテイストの素敵なめがねブランド『JAPONISM(ジャポニスム)』や、ジャニーズ事務所のアイドルグループ・嵐のアルバム『Japonism(ジャポニズム)』とは何ら関係はない。ときどき、そちらに用のある方が、当サイトに迷い込んでこられることがあるようで申し訳なく思う。

なんだかいい感じ。

『天空の城ラピュタ』未見の方はぜひ。

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japonism 編集長
大手ISP、東京・銀座の着物小売り店など勤務の後、独立。美容誌Webサイトディレクターをはじめ、CGM、企業オウンドメディア等、各種Webメディアの企画・編集に従事。着物好きが高じて着物の着付師修行も、手先不器用のため断念。それでも、大好きな日本の文化・いいモノ・コト・ヒトを伝えたいと、日本のいいね!が見つかるメディア『japonism』を、2018年6月たちあげ。日本のアップデートに、微力ながら貢献できればうれしい。初めての寄席にいって楽しかったので、また行きたい今日このごろ。

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