世界文化遺産・嚴島神社は、ただいま工事中。大鳥居のペーパークラフトがもらえる企画展を開催

海中に威容を誇る、世界文化遺産・嚴島神社(広島県廿日市)の大鳥居は、現在、老朽化のために大規模な保存修理工事中です。

1875年(明治8年)の建立から140年以上が経過し、損傷や老朽化が進行。2019年(令和元年)6月から大規模な保存修理工事が行われており、全体がシートで覆われた状況で、終了時期は未定といわれています。

改修前の大鳥居(上)と修復中の現在の様子(宮島観光協会ホームページから)

工事中でも、芸術的な足場の威容を見せつける大鳥居。荘厳な足場の大鳥居が見られるのも、貴重な機会ともいえそうですが、そんななか、宮島歴史民俗資料館(広島県廿日市市)では、2020年10月6日から企画展「宮島の大鳥居~令和の保存修理~」を開催。

企画展では、県立広島大学(広島県広島市)の宮島学センターの3年生5人が全面協力し、嚴島神社の大鳥居に関するパンフレット「宮島大鳥居のひみつ」と、「大鳥居クイズ」、センター所蔵の錦絵をもとにした嚴島神社と大鳥居のペーパークラフト(紙細工)を制作。

工事中で見られない間、せめて大鳥居について知ってほしいという願いをこめて制作されたパンフレットは、企画展のほか、観光案内所などでも配布される予定とのこと。鳥居の大きさや重さ、歴史に加え、なぜ海の中に建っているのかの「ひみつ」に迫っているそう。

「大鳥居クイズ」は、その「ひみつ」をクイズ形式で学べるクイズ。企画展ではクイズに挑戦した来場者の先着100人に大鳥居のペーパークラフトなどがプレゼント※されます。

最後に、そんな大鳥居クイズのなかから参考問題を出題! 答えは、記事の最後に。

大鳥居クイズ~初級編

大鳥居の高さに一番近いものは?

  1. 5階建てマンション
  2. 広島城の天守閣
  3. キリン

※プレゼントはなくなり次第終了

<概要>
企画展「宮島の大鳥居~令和の保存修理~」
期間:2020年10月6日~12月13日
会場:宮島歴史民俗資料館(広島県廿日市市宮島町57)
時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:月曜休館
入館料:大人300円、高校生170円、65歳以上150円、小中学生無料

<参考>
厳島神社「大鳥居クイズ」を県立広島大学の学生が作成|公立大学法人県立広島大学のプレスリリース

<クイズの答え>
「5階建てのマンション」で高さは約15メートル




japonism 編集人
大手ISP、東京・銀座の着物小売り店など勤務の後、独立。美容誌Webサイトディレクターをはじめ、CGM、企業オウンドメディア等、各種Webメディアの企画・編集に従事。着物好きが高じて着物の着付師修行も、手先不器用のため断念。それでも、大好きな日本の文化・いいモノ・コト・ヒトを伝えたいと、日本のいいね!が見つかるメディア『japonism』を、2018年6月たちあげ。日本のアップデートに、微力ながら貢献できればうれしい。

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