金継ぎで、器をバージョンアップ! 意外と絵心が必要です。
お気に入りの器が、割れてしまった、欠けてしまった。悲しいですね。悲しいです。
自分で金継ぎしてなおすことができたなら! 何度、そう思ったことか。でも、下手な材料でやると溶けだして体に毒だとか聞いて躊躇したりしている間に、欠けた器はひとつふたつと増え…そんなときに見つけたのが、Makers’ Base(メイカーズベース)の金継ぎワークショップ。はじめての金継ぎ体験をご紹介します。
Makers’ Baseの金継ぎワークショップ
Makers’ Base(メイカーズベース)は、東京(東急東横線 都立大学駅)と、千葉(千葉そごう内)を拠点に展開する会員制工房。ハンドメイド用の幅広い分野の機器が100種類以上設置された工房で、自由に作品作りができるほか、様々なワークショップや、アイテムの受注制作を行っています。
最近、インスタグラムで怒涛の広告出稿をされていたので、目にした方もいるかもしれません。かくいう私も、インスタグラムの広告から、この度、申し込んでみました。
いまなら、新しい生活様式支援として、2020年8月31日までの期間限定特別価格、通常6,600円のところ、4,950円で金継ぎ体験することができます。
基本的には参加者が持参した器を金継ぎすることができます。金継ぎ体験のみを希望の場合は、当日現地で体験用の割れた器を購入することも可能です(1,100円/個)。私が参加した回でも、実際に手ぶらで来て、体験だけの方もいました。さらに、ワークショップのために、お皿を割ってきたという方もいましたよ。
対応可能な素材は、陶器、磁器、ガラス製品。私は、磁器を3つ、陶器の湯飲みを1つ。どれもふちが欠けたものを4つ持参して金継ぎしました。
ワークショップは、定員10名に先生がひとり。最初に、先生から全体的な説明を受けた後は、それぞれのペースで金継ぎを進めていきます。先生が、参加者ひとりひとりの器の欠損度合に応じて丁寧に指導してくれるので、初めてでも安心です。
手先のきようさに自信もないくせに、欲張って4点も持ち込んで、持ち時間の2時間以内で終われるかヒヤヒヤしましたが、いずれも大きな割れはなく欠けだけでしたので、1.5時間ほどで完了しました。自分の金継ぎが終われば、自由解散です。
要注意なのは、金継ぎ後の器を持ち帰る方法。金継ぎ部分が完全には乾いていないので、触れないようにして持ち帰る必要があります。私のように欲張ってたくさん持っていくと、持って帰るのも一苦労。大きな箱を持って行って、それぞれが触れ合わないように配置の上、マスキングテープで箱の側面に張り付けて恐る恐る持ち帰りました。持ち帰り方も、先生に相談できます。
金継ぎをした器は、2日間、直射日光・多湿を避けて乾燥させること。
使用の際は、熱湯は要注意で、常温(60℃以下)での使用を推奨。さらに、電子レンジ、食洗機、研磨剤、たわしの使用は推奨されないとのこと。使い方に工夫が必要になりますが、文字通り箔がついて、すっかり生まれ変わった器たちにますます愛着がわいてきます。
今回参加してみて、かなり大胆に割れてまっぷたつになったような器も、接着剤を使って張り合わせた後、金継ぎでよみがえらせることが可能ということが分かりました。これまで、割れてしまってあきらめて捨ててしまったあのお皿、その器もよみがえったなあと思うと、捨ててしまったことが悔やまれます。
ご紹介したワークショップは、公式サイトの申し込みページからスケジュールを選んで申し込むことができます。この機会に、器をアップデートしてみるのはいかがでしょうか?
<開催概要>
Makers’ Base はじめての金継ぎ体験
会場: Makers’ Base TOKYO
住所:東京都目黒区中根1-1-11
料金:通常6,600円のところ、期間限定で4,950円
※2020年8月31日まで期間限定価格
※器以外の資材費込
https://makers-base.com/tokyo/
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