2020年、子年(ねずみ年)「武雄温泉楼門」の“子”に会いに行く

2020年、子年(ねずみ年)「武雄温泉楼門」の“子”に会いに行く

2020年(令和2年)の干支は、子(ねずみ)。佐賀県武雄市にある国の重要文化財「武雄温泉楼門」の“子”にまつわるエピソードをご紹介します。

武雄温泉楼門は、東京駅を設計した辰野金吾博士の設計で、1915年(大正4年)に完成。2005年(平成17年)に、国の重要文化財に指定されました。

2013年(平成25年)の保存修理で、建造当時の朱色が復元され、その際に二階天井の四隅に、子(ねずみ)、卯(うさぎ)、午(うま)、酉(とり)の彫り絵が発見されました。これは干支(えと)の十二支の内の4つで、方角でいえば「東西南北」にあたるのだとか。

子(ねずみ)の彫り絵

一方、同じく辰野博士が設計し1914年(大正3年)に創建された東京駅丸の内駅舎では、2012年(平成24年)に保存・復原工事が完了した南北ドームの天井に、巳(ヘビ)や辰(たつ)など8つの干支のレリーフがあり、なぜ十二支のうち8つなのかが謎とされてきましたが、この武雄温泉楼門の4つの干支と合わさることで十二支が揃うことがわかったとのこと。

辰野博士の心憎い演出なのでしょうか。日本の東西を結び、十二支の布陣で守られているようにも感じます。

「武雄温泉楼門」では、観光ボランティアガイド付きの干支見学を楽しむことができます。十二支をめぐる12年の始まりの年に、特別な「子」に会いに行ってみるのはいかがでしょう。

2020年1月5日には、楼門前の温泉通りで日曜朝市の初売りが開催されます。地元の特産品が当たる大抽選会、もちまきなどの催しも。

武雄温泉大衆浴場「元湯」

<概要>
「武雄温泉楼門」楼門干支見学
9:00~10:00(火曜日以外) 受付は9:30まで
見学料:大人450円、小人(3才~小学生)220円(元湯及び蓬莱湯入浴券付)
住所:武雄市武雄町武雄7425番地

武雄温泉大衆浴場 元湯(もとゆ)
入浴時間:6:30~24:00(受付は1時間前まで)
入浴料金:大人450円、小人(3才~小学生)220円
住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425

武雄温泉楼門朝市
2020年(令和2年)1月5日(日) 7:30~9:30 場所:武雄温泉通り

<参考>
2020年は子年(ねずみ年)「武雄温泉に行ってみよう!」令和2年1月5日は、日曜朝市の初売りを開催!|一般社団法人 佐賀県観光連盟のプレスリリース
武雄温泉楼門 | 見る・学ぶ | 武雄市観光協会
鹿島:東京駅丸の内駅舎保存・復原工事




japonism 編集人
大手ISP、東京・銀座の着物小売り店など勤務の後、独立。美容誌Webサイトディレクターをはじめ、CGM、企業オウンドメディア等、各種Webメディアの企画・編集に従事。着物好きが高じて着物の着付師修行も、手先不器用のため断念。それでも、大好きな日本の文化・いいモノ・コト・ヒトを伝えたいと、日本のいいね!が見つかるメディア『japonism』を、2018年6月たちあげ。日本のアップデートに、微力ながら貢献できればうれしい。

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