大山開山1300年! みどころベストセレクション6

大山開山1300年! みどころベストセレクション6

鳥取県の大山(だいせん)は、標高1,729mの中国地方最高峰。古くから神の山としてあがめられ、史跡や神社・寺院が残されているだけでなく、春の新緑、夏の登山、秋の紅葉、冬のスキーと四季を通じてレジャーの宝庫でもあります。

2018年に、歴史ある霊山として開山1300年を迎え、いま大注目の大山。その魅力に迫ります!

大山の魅力① すがた:麗しの伯耆富士

なんといっても心奪われるのは、その姿の美しさ。

北壁、南壁の急崖地は荒々しく猛々しい山容(トップ画像※)、西側から望めば別名 “伯耆富士(ほうきふじ)” とも呼ばれる優美な姿と、見る角度によってさまざまな表情を見せる名峰です。

Instagram(インスタグラム)の「大山(だいせん)山麓圏域の公式アカウント」(@daisen360_official)さんの素敵すぎる投稿から、惚れちゃうこと間違いなしの私的トップ3をご紹介!

この奇跡のような“逆さ大山”の写真が撮影された「植田正治写真美術館」(鳥取県西伯郡伯耆町)も、大山周辺の気になるスポットのひとつです。

植田正治は世界で最も注目された日本人写真家のひとりです。
当館は自然豊かな豊かな大山山麓に位置し、建築家・高松伸設計による館内からは水面に映る“逆さ大山”が楽しめます。(引用:植田正治写真美術館

大山北壁。豪円山(ごうえんざん)のろし台からの絶景です。大山の足元に広がるのはスキー場のゲレンデ。雄大な大山の斜面を利用したゲレンデは、国際、豪円山、中の原、上の原の4エリアで連なる西日本一の規模!

大山と天の川の共演! 夢のようなショットは、大山の裾野に広がる大山放牧場内にあるレジャー施設「大山まきばみるくの里」からの一枚。

※トップ画像:大山南壁(出典:環境省ホームページ 環境省_大山隠岐国立公園_フォトアルバム_大山南壁 http://www.env.go.jp/park/daisen/photo/a01/b01/a01_b01_p001.html

大山の魅力② ブナの自然林:国立公園です。

大山は、1922年(昭和11年)に国立公園に指定され、1963年(昭和38年)には蒜山(ひるぜん)地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域が追加指定され、現在の鳥取県、島根県、岡山県にわたる「大山隠岐国立公園」となりました。

大山隠岐国立公園は、個性豊かな山岳・海岸景観、自然・生物、そして出雲大社や『出雲国風土記』の「国引き神話」の舞台となっているなど自然と人との関わりも豊かな地域として実に多彩。(隠岐島の大満寺山には、樹齢約800年の乳房杉とよばれる巨木があるというから、こちらも気になります!)
大山の自然は、なんといっても標高800mから1,300mにかけて残る西日本最大級のブナの自然林に注目です。春の新緑に、秋の紅葉…白い木肌の林は、それはそれは美しいことでしょう。ぜひ、一度は訪れたい!

標高1,300mから上部のダイセンキャラボクをまじえた風衝低木帯も特徴とされています。

大山の魅力③ 文化財:日本遺産です。

2016年(平成28年)、大山山麓地域(大山町、伯耆町、江府町、米子市)における「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」が、文化庁の日本遺産に認定されました。日本遺産 大山

「日本遺産 大山 | 地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」公式サイト

日本遺産とは文化庁が2015年に創設した認定制度で、“地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー” を「日本遺産」として文化庁が認定するもの。

文化財の価値付けと保護を目的とした世界遺産や指定文化財とは異なり、有形・無形の文化財とその周辺地域を、物語(ストーリー)として構成して整備・活用し、地域活性化を図ることを目的としたものだとか。

ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。
(引用:「日本遺産(Japan Heritage)」について | 文化庁

この日本遺産に認定された大山のストーリー「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」。物語のはじまりは、遠いむかしにさかのぼります。

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大山中腹の大山寺(だいせんじ)には、山頂の池から現れたとされる地蔵菩薩が祀られています。地蔵菩薩は、水を恵み、現世の苦しみから万物を救うと信じられた仏さま。

人々は、地蔵菩薩の恵の水を、延命をもたらす「利生水(りしょうすい)」として崇め、地蔵菩薩のご加護を求めて参詣し、五穀豊穣を祈願したという。
生計の柱である農耕に欠かせない牛馬にも「利生水」を飲ませて延命を祈り、牛馬を曳き連れて大山寺に参って守り札をいただいた…地蔵菩薩と水とが結びついた大山独特の地蔵信仰が、平安時代末以降に牛馬信仰を育んでいった。

そうして大山の裾野に自然に生まれた牛馬の市は、江戸時代には大山寺に庇護され信仰に裏打ちされた「大山牛馬市」へ。明治時代には日本最大の牛馬市へと発展し、大山寺へ続く大山道沿いは、参詣者や牛馬を連れた商人などの往来でたいそうにぎわったとか。

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大山地域を舞台に繰り広げられる信仰と牛馬市の隆盛の物語。このストーリーは、往時の暮らしが偲ばれる22の文化財で構成されています。まさに、歴史好きにはたまらないマストゴーなスポット!

大山/鉄製厨子/大神山神社奥宮/大山寺本堂/大山御幸/博労座/大神山神/奥宮の石畳道/大山道(尾高道)/大山道(坊領道)/大山道(溝口道)/大山道(丸山道)/大山道(川床道)/地蔵滝の泉と地蔵滝地蔵/桝水地蔵(横手道)/大山道と一町地蔵/下蚊屋の町並み/大山町所子伝統的建造物群保存地区文殊堂/大山おこわと大山そば(米子市、大山町、伯耆町、江府町全域を対象)/もひとり神事/はまなんご神事/旧加茂川の地蔵

なお、日本遺産には、大山牛馬市のストーリーのほかにもさまざまな地域のストーリーが認定されていて、それぞれ興味深いです!

  • 「山寺が支えた紅花文化」(山形県)
  • 「星降る中部高地の縄文世界―数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅─」(長野県,山梨県)
  • 「日本茶800年の歴史散歩」(京都府)
  • 「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~」(岡山県)
  • 「『四国遍路』~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~」(愛媛県・高知県・徳島県・香川県)

大山の魅力④ 歴史:開山1300年!

大山開山1300年「大山開山1300年祭」公式サイト

数多くの文化財に彩られる大山。なかでも信仰の中心にある地蔵菩薩を祀る大山寺は西暦718年の開創と伝えられ、2018年は大山開山1300年にあたる年。

718年というと、710年に平城京に都が移されて以降、奈良時代と呼ばれることになった時代。歴史教科書には「藤原不比等ら、養老律令を撰定」した年とあります(『高校日本史 改訂版』山川出版社より)

そもそも大山は『出雲国風土記』の国引き神話に“伯耆国なる火神岳(ひのかみのたけとして登場する、文献にみえる日本最古の神山といわれています。

1300年前どころか、それよりもっともっと前、神々が国づくりをしていたころまでさかのぼります。曰く、大山のすそ野に伸びる弓ヶ浜半島を“引き綱”にして、能登から土地を引き寄せ、その綱を繋ぎとめた“杭”が大山だったという神話の世界。能登から土地を引っ張ってくるなんて、なんという奇想天外なイマジネーション。それとも、実際にあったことなのか…?

なーんて、壮大な神話の世界にひたり、歴史絵巻をひもとく楽しさ満載の大山です。

大山の魅力⑤ 天然水:湧いて出る。

大山から湧き出る豊かな天然水も、おさえておきたい魅力のひとつ。

日本遺産ストーリーに登録されている「地蔵滝の泉」は、地蔵菩薩の恵の水「利生水」。環境省選定「平成の名水百選」にも選ばれた名泉です。

大山道(丸山道)沿いにあって、古くから参詣者や牛馬が立ち寄って喉を潤し、現在でも町の水源となっているそう。泉の美しさでも人気のスポットです。

ぜひとも赴いて、そのご利益にあやかりたいところですが、実は大山の天然水は、わたしたちのとても身近なところにもあるんです。
それは、ご存知「サントリー天然水」です。


サントリー 天然水 奥大山 2L(画像:Amazon)


サントリー 天然水 南アルプス 2L(画像:Amazon)

「サントリー天然水」と一口にいっても種類があって、南アルプス(鉱水)と、奥大山(軟水)の別があるんです。

サントリーほどの大メーカーが、天然水を商品化してしまったら、あっという間に汲みつくされて涸れてしまうんじゃなかろうか…などと不安になりますが、そこはさすがのサントリーさん。天然水を育む森の保全活動を、本格的に行っています。もはやそれは、飲料製造業というより林業というビジネスドメインといえるほど! ついでに、ペットボトル・プラスチック容器も、確実にリサイクル可能なサステナブルな素材にしてもらえるとありがたいなあと思います。すでに、自社で100%リサイクルしてたらスゴい!

奥大山にあるサントリー天然水の工場「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」は、見学もできるよう。ぜひ、大人の工場見学にお邪魔したい!


2010年度「環境goo大賞」動画部門受賞作品

大山の魅力⑥ レジャー:スタンプラリー

2018年は、大山開山1300年祭ということで、さまざまなイベントが企画・開催されています。

2018 年8月8日から11月30日までは、「大山開山1300年祭」記念料理・おもてなし料理とパワースポットを巡るスタンプラリー『大山(だいせん)さんに願いを』」を開催中。

鳥取・大山パワースポット巡り『大山さんに願いを』開催

iPhone・Androidで360度VR動画・ARスタンプラリーが楽しめるアプリ『360度バーチャル田舎テラピー いやしのまど』を利用し、スタンプを3つ以上集めて応募すると、総勢60名に皆生温泉ペアご宿泊(約6万円相当)、鳥取和牛など豪華賞品が当たるキャンペーンです。

<キャンペーン概要>
鳥取・大山パワースポット巡り 「大山さんに願いを」〜絶景・食・ご利益をいただくARスタンプラリー〜
開催期間:2018 年8⽉8⽇〜11月30日
抽選予定:12月上〜中旬頃
応募締切:2018年11月30日 必着
参加価格:無料
キャンペーンサイト:http://iyashinomado.jp/goriyaku/

iPhoneで参加はこちら


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大山のココ行きたい! まとめ

ということで、大山の魅力に迫ってまいりました。ココ行きたい! スポット、みなさんのココ行きたいはありましたか?

  • “逆さ大山”の写真が撮影された「植田正治写真美術館」
  • “大山隠岐国立公園” 大山のブナの自然林
  • 日本遺産の22の文化財
  • サントリー天然水 奥大山ブナの森工場

<参考>
今注目の伯耆国「大山開山1300年祭」記念料理と「ご利益」を巡るスタンプラリーで豪華賞品を当てよう!鳥取・大山パワースポット巡り『大山さんに願いを』開催|有限会社ジャプロのプレスリリース
大山開山1300年祭 | 出雲風土記に記された日本最古の神山
日本遺産 大山 | 地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市
国立公園 大山(だいせん)について | 鳥取大山観光ガイド
環境省_大山隠岐国立公園
環境省選定 平成の名水百選/名水一覧
サントリー天然水 奥大山ブナの森工場について | サントリー天然水 奥大山ブナの森工場 




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